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さいぼうしんけんたいをもちいたいでんしけんさ 細胞診検体を用いた遺伝子検査 |
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肺がん |
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MINtS は、画像的に肺がんが疑われる患者、画像的に肺がん再発・増悪が疑われる患者で、肺がん診断のため採取した検体の細胞診検体部分、または増悪・転移病変から採取した細胞診検体を用いて、次世代シークエンサーにより、多遺伝子の変異検索を行う。検出対象遺伝子は、現時点で保険収載されている肺がん分子標的薬の効果を予測可能な変異遺伝子すなわち、変異 EGFR 遺伝子(一部)、変異 BRAF 遺伝子(一部)、変異ALK 融合遺伝子(一部)、変異 ROS1 融合遺伝子、変異 NTRK 融合遺伝子である。付属データとして、将来保険収載が期待され、その際には直接有効性を予測可能と考えられる変異ERBB2遺伝子、変異 RET 融合遺伝子、間接的に他の薬剤の有効性を予測可能な変異 KRAS 遺伝子、変異 BRAF 遺伝子(一部)、現在使用されている分子標的薬の効果を修飾する二次変異として変異 EGFR 遺伝子(一部)、変異 ALK 融合遺伝子(一部)の検索を行う。
数百遺伝子を検索可能な遺伝子パネル(大遺伝子パネル)と比較し、コンパニオン診断薬対象遺伝子、およびその候補となるごく少数の遺伝子に対象を絞ったことで、(1)多数患者の同時検索による低価格化、(2)遺伝子あたりのデータ量の増加による高精度化が可能になった(4000 検体以上を用いた先行研究の結果、大遺伝子パネルと比較し、サンプルあたり 1/10程度の低価格化、10 倍以上の感度向上が期待できると推定される)。
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実施医療機関名 |
都道府県 |
所在地 |
TEL |
獨協医科大学病院 |
栃木県 |
〒321-0293 下都賀郡壬生町北小林880 |
0282-86-1111 |
栃木県済生会 宇都宮病院 |
栃木県 |
〒321-0974 宇都宮市竹林町911-1 |
028-626-5500 |
群馬大学医学部附属病院 |
群馬県 |
〒371-8511 前橋市昭和町3-39-15 |
027-220-7111 |
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