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ぎくうかくだいにたいするけっかんないちりょう 偽腔拡大に対する血管内治療 * |
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大動脈解離(術後に偽腔が拡大したものに限る。) |
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大動脈解離術後の開存した偽腔の血栓化を促進する方法としては、コイル塞栓術や薬物による血栓化も考えられるが一般化していない。一方、腹部大動脈内に残存するエントリーからの血流による胸部大動脈の偽腔の拡大を防止する目的で横隔膜直上の遠位下行大動脈の偽腔内に、鼓状の短いステントグラフトを留置する方法(Candy-Plug 法)が開発された。同法には既存の胸部もしくは腹部用の短いステントグラフトの中央部に展開を制限するように小さな輪となる結紮糸をかけてから留置するのが一般的で、細く残存する内腔はVascular Plug による閉鎖が試みられている。同様の方法として、真腔内に大口径のステントグラフトを留置してバルーンにより偽腔を圧迫もしくは閉塞するまで拡大させる方法(Knickerbocker 法)もあるが一般化していない。
今回の申請する残りのエントリーの閉鎖方法は、エントリーが腹部主要分枝(腹腔動脈、上腸間膜動脈、腎動脈)の起始部や頸部分枝(頸動脈、鎖骨下動脈)や腸骨動脈内に存在する場合の治療法である。この場合には、小口径のステントグラフトにより閉鎖する方法がすでに報告されており、有用だと考えられている。ただし、本邦での適応は、外傷性の血管損傷、もしくは閉塞性動脈硬化症における浅大腿動脈領域に限定されており、エントリー閉鎖としての適応は取られていないのが現状である。
(注)先進医療技術名に * 印がついているものは、「第3項先進医療技術」を表しています。
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実施医療機関名 |
都道府県 |
所在地 |
TEL |
国立循環器病研究センター |
大阪府 |
〒564-8565 吹田市岸部新町6-1 |
06-6170-1070 |
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