転移性脳腫瘍は進行癌患者の10~40%に発生し、手術や放射線治療を主体とする現行治療では局所再発や放射線壊死が課題である。本研究は、国産アカデミア発の光感受性物質タラポルフィンを用いたPDTを開頭腫瘍摘出術を要する初発および再発転移性脳腫瘍に適応拡大を目指す探索的臨床試験である。開頭腫瘍摘出後にレーザ光を照射し、タラポルフィンを取り込んだ腫瘍細胞を選択的に破壊することで局所再発リスクを低減し、放射線治療を回避できる可能性がある。主要評価項目は術後6か月の局所再発割合、副次評価項目として腫瘍内タラポルフィンの集積の有無を検討する。本試験によりPDTのproof of conceptを確立し、将来的な比較試験への基盤確立を行う。
(注)先進医療技術名に * 印がついているものは、「第3項先進医療技術」を表しています。